2024/05/22
植物の虫被害
以前外構工事をさせていただいたリピーターのお客様で、生垣の葉の食害のご相談がありました。
植物を植えたくてもせっかくの新葉が虫に食べられてしまうと悲しいですよね。
今回はご依頼があった『ヘリグロテントウノミハムシ』という虫の被害、対策についてご紹介します。
ヘリグロテントウノミハムシ
・・・ヒイラギなどの街路樹や生垣の葉を食害する害虫で、テントウムシのような見た目ですが少し小さく、ノミのように跳ねる、ハムシの仲間になります。
【被害】
冬を越した成虫が5月上旬から葉肉を不規則に食害し、5月末に葉の裏に産卵。
幼虫が葉中に潜り、6月頃から盛んに葉肉を食害、7月上旬頃に落下して7月下旬には成虫となり、秋頃まで葉肉を食害します。
【被害の受けやすい種類】
ヒイラギモクセイ、ヒイラギ、モクセイなど
【対策】
・成虫にはスミチオン乳剤(500~800倍液)を散布、
※飛び跳ねるため、周囲にも散布が必要です
・成虫が落葉の下で冬を越すのを阻止するために落葉を清掃
・幼虫、成虫の発生時(4月中旬・6月初旬)にスミチオン、オルトラン液剤などの殺虫剤を散布
対象の虫の形態(卵・幼虫・サナギ・成虫等)や住んでいる場所(樹上・葉肉内・落葉・土中等)をよく理解して、薬剤など適切な対策を行うことが大切です。
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