2019/03/21
エクステリアプランニングの必要性
エクステリアのプランニングは、建物を建てる前に考えた方が良いというのは先に述べた通りですが、それは「家の大きさを決める前に将来の家族構成までを考えて駐車スペースや自転車置場を作らなければ、将来自宅から離れた駐車場まで歩いていくことになるかもしれません。」という意味です。
しかし、それ以外にも、家を建てる前にエクステリアで考えておかなければならない重要なことがあります。これも以前に多少述べていますが、
●道路と敷地の高さ関係 → 玄関までの階段の段数やアプローチ延長の他、排水にも影響
●敷地内の排水勾配 → 自然勾配で敷地外に排水されることが望ましい
●家の高さと敷地の高さの関係 → 大雨のとき、家の中が浸水しないように
●土質と土の水はけを考えた排水 → 雨上がりに何日も敷地が水浸しにならないように
などです。上記の項目は住み心地にも悪影響を与えるばかりでなく、家そのものの寿命にも関わってきてしまいますので、是非、家を建てる前、計画の初期の段階で考えておいた方が良いと思います。
それ以外にも、忘れがちだと思いますが、敷地内の雨水・汚水の排水経路、水道管・ガス管の経路も家の計画の初期段階で考えておいた方が良いでしょう。これについては直接生活に悪影響を及ぼすものではありませんが、エクステリアやガーデニング工事を行う段階で非常に厄介なものになります。また、点検口の位置や管の高さによっては、思い通りのエクステリアが出来なくなってしまうのです。
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